天守や櫓、門を再現
ゲームアプリ製作のミクシィ(東京都渋谷区)が各地の城とコラボする「城郭合体オシロボッツ」。個性豊かな城をPRし、集客につなげようと、「もしも実際のお城がロボットになったら」をコンセプトに、城の特徴をロボットの顔や腕、胴体などに再現するプロジェクトだ。一昨年の熊本城を皮切りに、これまで全国で12体が誕生。3月には和歌山城が参加し、オリジナル御城印を販売し、魅力をアピールしている。
和歌山城のオシロボット化は、プロジェクトを知った和歌山市城整備企画課の柳雄介さんが「観光のきっかけに」とミクシィに提案。同社は、天守と3つの櫓(やぐら)がつながる構造や、御橋廊下、岡口門などをロボットに反映させ、また、虎伏城と別名があることから、虎の顔をイメージし、頭部をデザインした。
同社は各城ゆかりの武将をイメージしたキャラクターも創作。熊本城なら、築城に当たった加藤清正を採用するなど、地域の重要人物を前面に押し出す。和歌山城はまだ決まっておらず、今後制作予定。
オシロボッツに関し同社は、「世界へ日本の城郭を発信するため、シリーズアニメの制作も視野に入れています」と熱を込める。なお、短編アニメはユーチューブで公開中。詳細はHP。
写真=虎の顔や天守閣をイメージしたオシロボット
(ニュース和歌山/2024年6月29日更新)