香り、風味、果実感が評価

 地元の桃を使ったジュース「和歌山県産 空飛ぶあらかわの桃」が、6月からピーチ航空で販売されている。山梨や福島、長野など名だたる産地の中から県産が選ばれた。製造する株式会社松尾の松尾武浩社長は、「おいしい桃を世界に知ってもらう絶好の機会」と期待を寄せている。

県産桃のおいしさを空の上で

 機内販売用の飲料を探していたピーチは、松尾の人気商品「あら川の桃60%果汁入りドリンク」を候補に挙げていた。完熟桃を手でカットし、香り・風味を損なわない丁寧な仕上げから、「桃を食べたような果実感」が評価され、採用となった。

 1本200㍉㍑、機内価格600円。ラベルに飛行機と雲をあしらい、国内・国際計39路線で販売中。松尾社長は「こだわりの製法が認められました。農家の方々や、地域を応援するきっかけにしたい」と力を込める。

(ニュース和歌山/2024年7月6日更新)