25日まで献花台設置

 和歌山城公園動物園の園長だったメスのツキノワグマ、ベニーが7月18日に死亡した。推定年齢は31歳で、人間に換算すると100歳を優に超える。動物園が8月25日まで熊園舎前に献花台を設置しており、連日10人程のファンが足を運び、ベニーとの別れを惜しんでいる。

多くの人から愛されたベニー

 京都市動物園で生まれたベニーは1994年、和歌山城の動物園に仲間入り。2015年には、動物から園長を決める総選挙で、初代園長に選ばれた。

 しかし、近年は体調不良が続き、22年から公開休止に。先月18日午後、エサを与えに行った飼育員が、横たわって動かなくなっているベニーを見つけた。

 同園のインスタグラムには、「もう会えないと思うと涙が出てきます」「和歌山城のシンボル的存在がいなくなって寂しいです」と、悲しみのコメントが多数寄せられている。

(ニュース和歌山/2024年8月3日更新)