池田小学校(紀の川市南中)の昭和30年(1955年)卒業生が年に10~11回開く同窓会「池田30(さんまる)会」が7月26日、200回に到達した。還暦を迎えた2003年1月に発足し、150回を過ぎた17年、「80歳前には200回になる。それを目標に元気でいよう」と継続してきた。「みんなで節目を迎えられ、感慨もひとしお」と喜び合った。
この日は81、82歳の12人が、岩出市根来のカフェレストラン蔦に顔をそろえた。根来正武さんの「まだまだ頑張りましょう」のかけ声に合わせ乾杯。参加できなかった松塚一郎会長のメッセージ「故郷での池田30会は、大切な人生の一コマです」に拍手が起こった。これまで撮影してきた集合写真を見返し、思い出話に花を咲かせた。
120人ほどいた同期生のうち当初は32人が会員で、日帰り温泉とカラオケといった〝定番〟の同窓会で盛り上がってきた。事務局の三木茂さんは「特別なことをしないのが良かった」と考える。
それでも、病気や家族の介護などで参加者は徐々に減り、食事と会話を楽しむ形に縮小。さらにコロナの流行が追い打ちをかけ、20年初めの182回で中断した。
3年弱が空き、「もう無理かも」と諦めかけたが、状況が落ち着くと「やろうよ」と声があがり、22年11月に再開。20人になった会員のうち、10~12人が集い、20年以上かけこの日を迎えた。
山田綾子さんが「なんとか耐えましたね」と笑いを誘うと、迫間長一さんは「いつも本当に楽しみで、ほとんど出席してきました」と胸を張った。
今回でひと区切りとし、今後はより気軽に、無理なく続けられるよう隔月開催にする。「元気なうちは絶対に参加したい」と、全員が意欲を見せている。
写真=恒例の集合写真を撮る「池田30会」
(ニュース和歌山/2024年8月10日更新)