平和、生活、教育考える

 平和問題から生活、教育、高齢化まで幅広く考える日本母親大会が9月28日㊏、29日㊐、和歌山県民文化会館などで開かれる。和歌山では初めてで、課題解決へ問題点を探る。

 母親大会は1954年のアメリカ水爆実験で第五福竜丸乗組員が被爆し、死亡したことをきっかけに翌55年、東京で初めて開かれた。

 全体会は28日午後1時、県文大ホール。東京の第五福竜丸展示館の安田和也学芸員が「第五福竜丸、みんなの船」をテーマに話す。同船は旧古座町で造られ、和歌山とも関係が深い。

 分科会は29日午前9時半、和歌山城ホール、プラザホープ、ビッグ愛で実施する。テーマは、教育や給食、学校統廃合、街づくり、原発、農業、社会保障、ジェンダー平等、戦争など17種類。和歌山ならではのテーマに「作家有吉佐和子が時代に問いかけたもの」がある。

 1日1800円(障害者500円)、2日通し3300円(同800円)、大学生以下無料。テーマ、会場などは大会HP。誰でも参加可。  28日午後6時半から、和歌山市出身で劇団俳優座の有馬理恵社長による芝居と語り『いのちをみつめて』が県文小ホールである。1500円、高校生・障害者1000円、中学生以下無料。

(ニュース和歌山/2024年9月7日更新)