和佐小学校6年 山下瑛琉くん アーチェリー全国大会で優勝
9月に静岡で開催されたアーチェリーの全日本小中学生大会で、和歌山市の和佐小6年、山下瑛琉くん(写真)が小学生男子18㍍部門で優勝。「去年は4位で悔しい思いをした。小学生最後に優勝できてうれしい」とほほ笑んでいる。
3年前、テレビでリオオリンピック特集を見て、古川高晴選手の姿に「かっこいいな、僕もやってみたい」と思い、始めた。
指導する県アーチェリー協会の森毅強化総括責任者が「初めて弓を構えた時から姿勢がきれいだった。ずっと続けてくれたら良い選手になる」と確信したほど。練習場のある和歌山高校で高校生に混じり、最近では平日200〜300本、休日は約400本打ち込んでいる。
同大会には全国の上位24人が出場。実は直前まで修学旅行があり、練習できなかったが、2位で予選を通過。翌日の決勝トーナメントは、疲労と緊張で手が震えたものの、姿勢を整えて落ち着きを取り戻し、見事1位に輝いた。
優勝により、ナショナルチームの選手候補として、全日本アーチェリー連盟がGA(ゴールデンエイジ)育成選手に選出した。強化合宿などへ参加できるGA育成選手は、県で2人目、小学生では初の快挙。
山下くんは「来年、中学生になっても優勝を目指します。最終目標は、アーチェリーと出合うきっかけをくれたオリンピックに出場し、金メダルを獲ることです」と意気込んでいる。
(ニュース和歌山/2024年11月2日更新)