プレゼントで 病児に勇気を

 病気のためにクリスマスを病院で過ごさないといけない子どもたちをサンタの格好で勇気づける「和歌山サンタ☆ラン2024」が12月8日㊐午前10時から和歌山城西の丸広場で開かれる。主催するサンタスピリッツの川﨑佳司さんは「和歌山を世界一サンタが多い街にし、優しい気持ちで子どもたちに接したい」と思いを口にする。

  サンタランはイギリス発祥。日本では2008年、留学時に体験した女性が大阪で始めたのが最初。川﨑さんの友人が大阪で参加したことで、「和歌山でも」と企画。6年前に初開催し、今年が4回目となる。

 参加者はサンタの衣装で天守閣まで、もしくは城内を歩き、西の丸に戻る。参加費をプレゼント購入にあて、医大病院、日赤医療センター、ろうさい病院、海南医療センターに入院中の子どもたちに贈る。

 川﨑さんは「目標は500人。『一人ひとりが誰かのサンタ』の気持ちで、病気の子どもたちに『みんなが見守っている』ことを伝えたい」と願いを込める。

 当日は、城ウォークをはじめ、手話パフォーマー強力翔さんのライブや子どもたちのダンス、シャボン玉ショーなどがある。午後4時終了予定。

 大人3000円、学生2000円、小学生以下1000円で、サンタ衣装(子どもは帽子)付き。申し込みは11月末までにメール(santaspirits@gmail.com)で。

写真=初開催の2018年、サンタの衣装で大行進

(ニュース和歌山/2024年11月16日更新)