和歌浦テーマに新曲

 県内各地を舞台とした楽曲をパワフルに歌い上げる紀の川市の演歌歌手、宮本静さんが11月3日、和歌浦をテーマにした初のセルフプロデュース作品『一番桜 龍の舞〜心のふるさと 紀三井寺』をリリースした。「歌うだけでなく、作詞、作曲、演奏の依頼から、衣装選び、CDジャケットのデザインまで全て考えました。より自分らしい、バラエティに富んだ1枚になったと思います」と自信を見せる。

 曲の製作は昨年、紀三井寺から依頼されたのがきっかけ。表題曲には、231段ある「結縁坂」や、龍宮乙姫伝説に登場する「乙姫」など、寺に関する言葉が歌詞にちりばめられている。よさこいに似た曲調で、つい踊りたくなるような作品に仕上げた。

 それ以外に、2023年に俳優の杉良太郎さんが出した、和歌浦が舞台の『花のふるさと』。優しい音楽に合わせ、肩の力を抜いて歌ったロックバラード『万葉雪景色』を収録した。カラオケとライブ音源を含む全9曲。「和歌浦を盛り上げられるような、楽しいCDができました。コンサートでも披露していますので、ぜひ生歌も聞いてください」とほほ笑む。

 2000円。12月1日㊐午後2時から和歌山市和歌浦南のアート・キューブで新曲発売記念コンサート。CD付3500円。詳細は宮本静音楽事務所(090・1593・4514)

(ニュース和歌山/2024年11月23日更新)