目指すは〝大人のたまり場〟
「人がふらっと集まる〝大人のたまり場〟に」と、和歌山市善明寺の千手(せんじゅ)総合不動産が10月29日から、営業後に「SenjuCafe」を始め、こだわりコーヒーを提供している。代表の田尾修さん(51)は「コーヒーを飲みながら、交流できる場にしたい」と話す。
昨年8月に不動産店を開業。お客さんに「最高のおもてなしがしたい」と、学生時代から1人で深めてきた趣味のコーヒーを出してきた。できるだけ多くの人がおいしいと思える味の豆を、国際資格のコーヒー鑑定士に紹介してもらっている。「ひと息つきたい時に足を運んでほしくて、『いつでも無料で出すから遊びに来て』と皆さんに声をかけたのですが、不動産の営業をされると思うようで、なかなか来てもらえなかったです」と残念がった。
何とか来てくれる人を増やそうと、閉店後にカフェをすることを思いついた。「あくまで趣味の延長」と、ブレンド、カフェオレ、ウインナーコーヒーを500円で出している。
田尾さんは「この店でお客さん同士が出会い、一緒にイベントを開いたり、事業を始めたりと、和歌山を活気づけるようなつながりが生まれる場所にしたい」と意気込む。
午後5時〜10時。不定休。詳しくはインスタグラム「千手総合不動産」で検索。
(ニュース和歌山/2024年11月23日更新)