大学生が商品企画力を競うスチューデント・イノベーション・カレッジ(Sカレ)の総合優勝戦が10月5日にオンラインで行われ、和歌山大学のチーム・ハイファイブ考案の留学ダイアリーが1位に輝いた。販売実績や広報プランを競うもので、メンバーの池中唯人さん(写真左)は「最大の目標を達成できました。これからは自分たちが助けてもらったように、今後挑戦する後輩たちをサポートしたい」と話している。
Sカレの「デジタル化時代に必要な手帳」部門に昨年12月、経済学部の池中さん、木村満厘さん(同中)、天野優音さん(同右)の3人が「外国語の表現と意味や現地のマナーなど、留学時に情報を書き込める手帳」を提案。これが部門優勝し、3月に商品化された。
その後、インターネットや大学生協で販売し、留学エージェントへもPRを続けた結果、半年間で2678冊、約268万円を売り上げた。
同時に、総合優勝戦に向け、「どんな販売戦略をとってきたか」をまとめ、ゼミ仲間の前で発表シミュレーションを続けてきた。
当日は、ビールやヘアバンドなどを提案した他部門優勝の7チームを下した。木村さんは「大学生活一番の財産になりました」、天野さんは「達成感で胸がいっぱいです」と目を輝かせていた。
(ニュース和歌山/2024年11月30日更新)