性同一性障害や同性愛などの性的少数者について理解を広めようと、和歌山県内の当事者らが9月23日(土)と24日(日)に和歌山城西の丸広場で「レインボーフェスタ和歌山」を開く。実行委の衛澤創さんは「性的少数者はもちろん、障害者や外国籍の人、あらゆる少数者もみんな一緒というメッセージを込め、テーマは〝いっしょくた〟です」と話す。
和歌山の自助グループ「LGBTと愉快な仲間たち」が中心となり、県内初のフェスタを企画した。「LGBT」は性的少数者の総称。
当日は当事者によるミニ講演会、同性愛者らでつくるアイドルグループのステージほか、よさこい、コスプレ撮影、フリーマーケットを盛り込んだ。また、性別にこだわらないファッションを体験するブースを設ける。
イベントに先立ち、9月16日(土)から1週間、和歌山市手平のビッグホエールを、性の多様性を示す7色のレインボーカラーにライトアップする。衛澤さんは「『きれいやな』と思ってもらって1歩、次に『何で虹色なん?』と思ってもらえば2歩になります。フェスタが多様性について考える機会になれば」。
各日午前10時~午後4時。詳細はレインボーフェスタ和歌山フェイスブック。
(ニュース和歌山/2017年8月23日更新)